大学生の就職内定率73% 去年同期比11ポイント減 コロナ影響

大学生の就職内定率73% 去年同期比11ポイント減 コロナ影響
来年春に卒業予定の大学生の就職内定率は、今月1日時点で73%でした。新型コロナウイルスの影響で採用活動が遅れているため、去年の同じ時期より11ポイント低くなりました。
調査は、就職情報大手のリクルートキャリアが、今月1日から2日にかけてインターネットで行い、来年春に卒業予定の大学生750人余りから回答を得ました。

今月1日時点の内定率は73.2%で、大手企業の面接が本格化した先月1日時点と比べると16.3ポイント上昇しました。

ただ、新型コロナウイルスの影響で対面での面接ができず、採用活動が遅れているため、去年の同じ時期と比べると11.9ポイント低くなりました。

また、航空や飲食など、事業に大きな影響が出ている業界では、採用活動を中断する動きも出ています。

リクルートキャリアは、ことしの就職活動について、一部に厳しさは見られるものの、人手不足などを背景に、企業は全体としては採用になお前向きだと分析しています。

そのうえで、学生に対しては「幅広い業界に目を向けてほしい」と話しています。